Nero’s備忘録~育休中パパはじめての子育て~

パパ育休真っ最中。パパ育休の布教活動、子育て日記他、備忘録。

パパ育休はトレードオフ?

こんにちは、Neroです。

 

昨日、息子君が週に1回ペースでお世話になっている、「子育て広場」に行ってきました。

前々回は妻と私が同行、先週は妻のみが同行、そして今回は私のみが息子君に同行!

 

「子育て広場」は市の委託事業として、NPOが運営しているようです。昔は幼稚園の建物だった場所をリフォームして、平日は毎日運営している模様。コロナで予約制にはなっているものの、中学生までの子どもとその保護者なら誰でも利用していいようです。実際は、幼稚園や保育園に行くまでの子どもとその保護者の利用がほとんどのようですね。

プロの保育士さんが常駐してくださっているので、ちょっとだけ目を離してお願いしておく、ということも可能。いやはや、ありがたい。

 

で、こういう場所に限らず、子育てにまつわるありとあらゆる場所で思うのですが、本当にパパがマイノリティー

こういった子育て広場でも、小児科でも、行政の定期健診等でも、およそ90%がママのみ。8%がママ・パパ同伴。2%がパパオンリー、そんな肌感覚です。

当然と言えば当然ですよね。

下記記事を綴ったときにも少し書きましたが、パパさんママさん本人も、パパ育休についてどこか他人事、という感じです。単純にパパが育休を取れる世の中の仕組みであることをご存じないようなんですよね…。もちろん現実的に取りにくい問題はありますが。

anniefonte.hatenadiary.com

弱小ブログですが、パパ育休の布教活動に精一杯取り組んでまいります!笑

 

というわけで昨日は妻抜きで、私と息子君だけでの訪問。正直ドキドキでした。なにせ前回、妻と同行した時はパパの参加はゼロ。完全に花園状態。

ところが今回、なんと私以外にもパパを発見。しかもその方もパパオンリーでの参加でした。早くも仲間が!

 

相手方も同様に思って頂いたようで、少しお話をする機会を頂けました。保育士さんもパパ同士がこういった場でお話をする機会というのが珍しいようで、「お話の間、お子さん見ておくよ~」と言っていただき有難い限り。

 

聞けばその方は公務員のようで、約1年間育休を取るスケジュールのこと。正直心のどこかで「公務員だったら育休取りやすいだろうな~」と思いましたが、1週間~10日ほどの短い育休であればいろいろと事例はあるようですが、長期の育休を取られたパパは、その方の職場では初めてとの事でした。

1年間の育休計画を職場に提出した時、いろいろと「本当にいいの?」的なことを言われたようです。

あー、どこでもいっしょだなぁと思いました。私自身も同様に「本当にいいの?」や、暗に「出世コースから外れるよ」との話をされたことを思い出しました。まぁ私の場合は同時に発症した自身の体調不良の方が出世コースから外れる要因な気がしますが…。

 

確かにいくらいパパ育休を推進する世の中になって、「多様な働き方を尊重しよう」という風潮になってはきていますが、

例えば同じ能力のAさんとBさんがいて、Aさんは普通に働いていて、Bさんは育児休業で1年いない…という場合、じゃあ翌年どちらが出世するの?といえば、間違いなくAさんですよね。現実的にBさんは1年もの長い間、会社から抜け、その間会社への貢献はできていないわけで。

法律上「育児休業取得者に不利益があってはならない」となっておりますが、それが現実かなあと思います。

私の場合や、今回であったパパさんの場合、とにもかくにも「取れている」ので、確実にありがたいほうです。世の中には制度としてはあっても現実としては取れない方々がたくさんいらっしゃると思います。

 

育休を取ることは、トレードオフかなとも思います。昇進であったり、賞与であったり、その他諸々見えない空気感と引き換えに、子どもとの時間、奥様との時間、そして自分自身の時間を確保する。

どちらが大事かは、それぞれの価値観かなぁと思います。パパ本人だけでなく、ママの意見も尊重した上で、パパ育休をどうするのか考えることが大事かなぁと思ったりします。

有難いことにママもパパもいるご家庭では、少なくとも育児は「ママだけ」でも「パパだけ」でもなく、「ママとパパ」で行うものですものね。

 

同じような境遇の方とお話しできる機会はとても貴重でした。