ベトナムとNero家~国境を越えて~
昨日は、ベトナム人の友人の家へ遊びに行きました。
市が行っている「離乳食教室」に、妻が参加した時、たまたま同じグループにそのベトナム人の方がいて、妻が声を掛けて仲良くなりました。
こういう時の妻の行動力には脱帽です。
私は知らない人に声は掛けることができたとしても、仲良くなるまでには至りません…。
旦那様は日本人で、息子君より1か月早く生まれた娘ちゃんがいます。
妻が、いつもお世話になっている子育てセンターに誘い、私とはそこで初めて会いました。
子育てセンターへは、私と息子君と2人で行ったりもします。
妻抜きでも、お話をしたり、息子君と娘ちゃんを遊ばせたり、仲良くさせて頂いております。
息子君と1か月違いのお友達の様子は、とても親近感があります。
息子君も早速ガールフレンドができて、喜ばしい限り。
↓見つめ合う2人…
友人宅には、ベトナム人の仲間が集まり、日本人の旦那さんと共に私たち一家をもてなして頂きました。
「ベトナム風の春巻きとお好み焼きは、野菜で巻いて食べるんだよー」と教えてもらって、「おお!野菜で巻くのね!オッケー♪」と思っていたら、野菜どーん!のボリューム感に驚き。
ちょっとしたゴザみたいなのをひき、料理は全て床置き。
レタスやパクチー、ミント、大葉、ドクダミなど色々な野菜をいい感じに選んで、その上に春巻きやお好み焼きをのせるスタイルがとても楽しかったです。
日本の手巻き寿司の感覚に似ているでしょうか。
そして、お腹いっぱい食べてもすごくヘルシーという一石二鳥。
新しく出会ったベトナム人の方々も、すぐに息子君の名前を覚えてくれ、代わる代わるだっこをして、あやしてくれました。
息子君は満面の笑顔を振りまいてみたり、ギャン泣きしてみたり、コロコロ表情を変えていました。
もしかして、ぼちぼち人見知りも始まってきてるのかしら…?
このようなパーティーを月に1〜2回、開催しているそうです。
旦那さんは気儘に時には参加したり、時には別行動したりしているそうです。
「うち帰ってきたら、俺のベッドであいつら(友人たち)寝てたりするんだよ〜」
と笑ってました。
なんとも大らかな方です。
料理が全て手作りということもすごいのですが、一部の野菜はお家の庭に畑を作り、育てているという事に更に驚き。
ベトナムで当たり前に手に入る野菜が、日本では手に入らなかったりするらしく、どこかで種やら苗やらを調達してきて、お家の畑で栽培されてるとの事。
いまのお家も、畑を作るスペースがあるから…という理由で選ばれたそうです。
中古物件だったそうですが、荒れ果てて石や枯れ木がゴロゴロしていた庭を整備して畑を耕し、お手製のスプリンクラーまでありました。
まさにリアルマインクラフト…。
彼女は、大方の道端に生えている草が、食べられる草なのか、そうでないのか、分かるそうです。
というか、毒が入っているような草でない限り、食べてしまうとの事でした。
周りの友人たちは、「それは彼女だけよ!」と笑っていましたが…。
ところで、私は何故かベトナムがとても好きです。
過去2回、ベトナムに行った事があります。
最初は新婚旅行で、2回目は仕事で。
新婚旅行の行き先をベトナムにした理由は、自分でもよくわかりません。
それまで、ベトナム人と話をした事すらありませんでした。
ベトナムが私を呼んでいたのでしょうか…。
妻は「Neroの前世はベトナム人だったんじゃないの」と言いますが、あながち間違いではないかもしれません。
ベトナム人は、勤勉、真面目、優しいという国民性であるイメージです。
もちろん、全ての人がそうではないと思いますが、これはベトナム人と関わった事のある日本人に聞くと、ほぼ総意です。
日本に一定の期間定住するベトナム人は、約10年前の2011年は5万人強だったのが、2021年には45万人までになっています。
在留している外国人の国籍ランキングでいうと、中国に次いで2位。
もはや彼らの存在は、名実共に日本を構成する影響力のある要素と言っても、過言ではありません。
しかし、この数字の裏には、様々な問題が山積され、半ば放置されている状況。
これらに触れ出すと、文字数が何倍にも跳ね上がってしまうため、別の機会に譲るとして。
国を越え、文化を越え、友達になるというのは、息子君にはもちろん、私達大人にとっても、刺激的で、変え難い、素敵な時間です。
おまけ
階段のこの位置がお気に入り。
ここからだと1階が見渡せるんだニャー。