美容師さんとの相性~美容室の新規開拓ほどしんどいものはない~
育児休業終了までに「やりたいこと」タスクの一つに、「髪を切る」というのがありましたので、
昨日はいつもの美容室へ行ってきました。
35歳にもなりますが、16歳の頃から理容室ではなく美容室派。
私がいつもお世話になっている美容室は、車で1時間程のところにあります。
美容室へ行くのに片道1時間…。
はっきり言って少々遠いです。
それでもなお、そこへ足繁く通うのは、ひとえに「美容師さんとの相性」だと思います。
美容師さんに「今日はどんな感じにしますか?」と聞かれた時、皆さんはどのようにオーダーされるのでしょうか…。
さすがに35歳にもなって芸能人の切り抜きを持って行って、「こんな風にしてください!」というのも恥ずかしい。
あるいは、美容室に置いてある髪型見本の雑誌を見て、「こんな感じにしてください」とオーダーしたとて、実際にその写真通りの仕上がりになることは、まぁ無いです。
そりゃそうですよね…。
モデルさんと髪質も頭の形も違います。もっと言うとお顔も違います笑。
さすがモデルさん…。掲載されている写真は美男子ばかりです。
もしくは、イメージを拙い言葉で伝えます。
「あまり切りすぎず…。あ、後ろは刈らないでください。耳は出してほしいっす…。」
美容師さんもプロです。
拙い言葉から出てくるイメージを、具体的にしてくれます。
「こんな感じですか?」と、雑誌のある写真を指差します。「あっ、じゃあそんな感じで。」と。
どんな形で美容師さんへオーダーしたとて、前途の通り、写真のモデルさんと実際の自分には乖離が出ます。
拙いイメージと実際の仕上がりがマッチするかどうかも、仕上がってみないとわからないというものです。
素人の私には美容師さんの腕の「いい」「悪い」はわかりませんが、
「自分にとっていい」美容師さんとは、こうした拙いオーダーからの仕上がりが、自分の拙いながらも持っているイメージに、限りなく近づけてくれる方だと思っています。
完全に「相性」の問題です。
いまお世話になっている美容師さんは、そういう意味で「相性」がいいので、1時間かけて通い続けているわけです。
本音は、もっと近くにそういう「相性」のいい美容師さんが見つかればな、とも思います。
ですが、「美容室の新規開拓」ほど、勇気とエネルギーを使うものはありません。
私の場合、「男性でも入りやすいかどうか」がヒジョーーに気になるポイントです。
「男子禁制」の美容室なんて、田舎である私の住むところには、恐らくそうそう無いとは思いますが、
勇気を振り絞って入ったら、女子高生ばっかりでした!となってしまうと、目も当てられません。
ちなみに、今の美容室は、もともと妻が先に通っていました。
妻からあらかじめ「ほかに男性客がいたか」や、美容師さんの人柄等々、情報を得ていたため、大した勇気もエネルギーも使うことなく、最初の訪問ができたものでした。
この美容師さんとは相性もいいですし、お話していても楽しいので、恐らく今後も通い続けることになるのでしょう。
かつて、私も「1000円カット」に通っていたタイミングがありました。
月に1度は髪を切らないと、モッサリヘアーになってしまうため、経費節約を意識して。
ところがどっこい、ここが最悪。
素人の私でもわかる「雑」な感じ。
美容師さん(理容師さん?)もどこかやる気なさげ。
事細かなオーダーを聞かれることもなく、出来上がった仕上がりは「う~ん…」という感じ。
一番「なんかイヤ!」と思ったのが、入店するとそのやる気なさげの美容師さんが、けだるそうにお客さんにかける、
「いらっしゃいませ~。長椅子に座ってお待ちしてくださ~い」の声!
けだるそうなトーンも「なんかイヤ!」でしたが、「お待ちしてくださ~い」という変な日本語がもっと「なんかイヤ!」。
その店には3回ほど行きましたが、必ずどのお客さんにも「お待ちしてくださ~い」と声を掛ける為、言い間違えではなさそう。
この場合は、「お待ちください」が適しているはず…。
と、少々どうでもいい理由も含め、その3回ほどで1000円カットには行かなくなりました。
かなり前の話ですので、いまは1000円カットの店舗も増え、クオリティ等も上がっているのではないかと、勝手に思います。
ということで、しっかりと髪を切って、職場復帰に備えます。
職場復帰まであと…9日。
おまけ
「お待ちしてください」がなぜ誤りなのか、日本語教育文法の視点から解説。
「お待ちしてください」の「して」は3グループ動詞「する」の「て形」。
3グループ動詞「する」は、必ず名詞とセットで使用する(例:勉強する、運転する)。
「して」の前にある「お待ち」は1グループ動詞「待つ」が変化したもの。
「お待ち」「して」と、「して」の前に本来くるべきではない、動詞が来ているため、誤用。
おまけ2
いつもの居場所の座椅子で、ポーズを取る猫様。
あざとくて何が悪いニャー?