職場復帰前夜に思う事~人の目とサイレントマジョリティ~
正式な復帰は16日からですが、明日、5か月ぶりに職場へ行きます。
挨拶だけですので、恐らく1時間程度しか滞在しないとは思いますが。
「人の目」を気にする性格である私は、職場のメンバーからどのような視線を向けられるのか、どのように声を掛けられるのか、どうしても気になってしまいます。
あるいはこちらから、どのように声を掛ければいいのか。
やっぱり第一声は「ご迷惑をお掛けして、申し訳ありませんでした。」が妥当な線でしょうか。
実際にご迷惑をお掛けしていたわけですし。
私の場合は、この休業の入りが体調不良だった為、ロクに引継ぎをすることもなく、休業してしまいましたが、
一般的な育児休業であれば、男女問わず、休業を取る側も、周りも、会社も、それなりの準備を経て迎えることになると思います。
それであれば、
「ご迷惑をお掛けしました。」
テンプレートの挨拶ではありますが、育児休業が「ご迷惑」というワードを使わなくてもいいような、そんな世の中になるといいと思います。
病気療養2か月、育児休業3か月。
私のこれまでの人生の中で、特別な5か月でした。
良いことも悪いこともありましたが、それでも総じて考えれば、良い事の方が多かったです。
改めて育児休業の総括については、纏めてみようと思います。
(一応当ブログの目的の一つが、男性育児休業の普及活動でございます。)
12年ほど前、新入社員として入社式に向かう前の前夜と、同じような心の状態になっている気がします。
実際、会社や出勤場所は変わりませんが、今後は今までと違う業務に就きます。
今まで管理職の立場で指示をしていた後輩から、その仕事を教えてもらう立場です。
それ自体は構いませんし、新しい仕事をすることに、ちょっとだけワクワクしているのも事実。
でも、そんな様子を見て、周りは色々と思うのでしょうか。
「あいつはあそこまで上り詰めたのに、一気に落ちていったなぁ」…と。
「人の目」を気にする自分の性格が嫌いです。
この休業中に、新しい価値観に目覚め、そんな「人の目」なんか気にしている場合じゃない!ということは、頭では理解していますし、そう努めようと思っています。
明日、あるいは16日以降、いざ職場に立った時、果たしてそれができるかどうか。
ある意味「人の目」ではなく、「自分」との戦いです。
何かの本で、「1:2:7の法則」というのを知りました。
10人、人がいれば、1人は自分に敵意を持ち、2人は自分に敬愛を持ち、7人は「サイレントマジョリティ(声をあげない多数派)」だと。
ユダヤ人の教えだそうです。
「人の目」を気にする私のような性格の人は、この「サイレントマジョリティ」にすら、「どう思われるか」を気にするタチです。
でもここに迎合しても、意味は無いですよね。なんて言ったって「サイレント」なんですから…。
別の解釈では7人は「プチ好意派」だそうです。すなわち、周りの人の9割が味方であると。
…もはやココを掘り下げても、あまり意味はなさそうです。
粛々と明日を迎え、粛々と職場へ向かうのみ。
復帰前夜。いつかこの日は来る、と思いながら過ごしていましたが、
いざその日を迎えようとしていると、感傷的になりますね。
そんな話を、ある育休経験のあるママさんに話をしていたところ、
「復帰前にそういう気持ちになるのもは、誰だって当たり前! 女の人も復帰前はすごくメンタルに来るんだよ!? 男の人はそれすらも分かってないんだから!」
と一喝頂きました。
せっかくこのような経験をしたわけですから、仕事面だけでなく、精神面でも寄り添える人になって行きたいです。
目指せ、人間力アップ!
おまけ
息子君のバンボチェアでどや顔