Nero’s備忘録~育休中パパはじめての子育て~

パパ育休真っ最中。パパ育休の布教活動、子育て日記他、備忘録。

仕事して家事して…はフェア?~必要なのはリスペクト~

先日のホンマでっか!TVSPにて

ホンマでっか!TVが好きで、必ず放映を録画して、後日晩飯を食べながら妻と見ています。

先日は3時間SPの三部構成ということで、なかなか3時間分を一気に見る時間がないので、パートごとに分けて見ています。

 

第一部は「妻の地雷を踏まない方法を教えて」ということで、

子育てや育児で大忙しの奥様を持つ芸能人の皆様が、どうしても奥様の地雷を踏んでしまう、というテーマでした。

 

ユージさんは、家のごみ捨てをする際、台所の大きなごみ袋で家じゅうのごみを回収すると怒られる。

ブラマヨ小杉さんは、布団をしまう際、その向きが縦横逆だと怒られる。

 

ユージさんの事例では、台所のごみ袋を家じゅう持って歩くと、生ごみの匂いが蔓延したり、万一液だれしていたらどうするの!

小杉さんの場合は、縦横逆だと、となりにある引き出しが開けられない!

…というのが奥さん側の主張との事。

 

「別にええやん!」という男性側の主張に対して、評論家や女性パネラーたちはバッサリ。

我が家でも、共に見ていた妻が「わかる~!」とはしゃいでいました。

 

法律堀井先生の一言

「皆さん、家事育児をどこか軽んじていませんか?」

「奥様から受けた指摘、もし、さんまさんや職場の上司からの指摘だったら、どうしますか?」

 

…うぅ、なるほど。

 

「もし職場なら、次は同じようなミスをしない様にしようなど、行動しますよね?」

「家でそれをやらないのは、どこかで家事育児を軽んじているということです。」

 

家事育児を一つの仕事として捉えれば、この指摘は至極ごもっとも。

 

育休交渉中のとある上司の一言

そんな番組をボケーっと見ていると、約半年ほど前、育休交渉でいろいろな上司や同僚に話をしていた時のことを思い出しました。

 

ある上司に、育児休業を取りたいんです、と持ち掛けたところ、

「お前(Nero)は仕事して稼いできてるやん!その上で家事育児もやるのって、フェアちゃうやん!」

…とのこと。

 

よくもまぁ、この時代にはっきりとこのような事を言えるなぁ、と思いながら、

Nero「でも、生まれてくる子供は私と妻の子ですので、2人でやるのがいいのかと…。」

上司「奥さん、いま働いとるんやっけ?」

Nero「いえ、今は働いてないです。」

上司「それやったら、Neroと奥さん2人の生活、子供生まれれば3人の生活を、お前ひとりが稼いでるわけやろ? 生まれた直後は大変なんです~て確かによく聞くけど、お前が仕事で大変な時、奥さんはお前の仕事手伝えるん?無理やろ?」

 

…この方は、私の直属ではなく、一緒に仕事をしている他部署の方でしたので、

上司「まっ!直属の上司とよく相談し!別に俺は(Neroが育休を取ることは)どっちでもいいけど、俺はそう思うけどなぁ~。」

…という会話を以って終わりました。

ちなみにこの上司、奥様もお二人のお子様もいらっしゃいます。

 

フェアとはどういうことか?

私は、ここでこの上司との会話が終わってしまいましたので、この後について言及することはありませんでしたが、

皆様なら、この上司の発言に対して、どう切り返すでしょうか。

 

堀井先生の指摘、「家事育児を軽んじている」は問題外としても、

同じフェアな仕事として、「外での(生活の糧のための)仕事」と「家事育児」を対等にとらえた際、

外での仕事をしながら、家事育児に携わらなければならない側は、アンフェアなのでしょうか。

あるいは、共働きならフェアなのでしょうか。

 

そもそもすべてをタスク化して、平等に分け合うなんて無理

「フェア」にこだわるのなら、家庭運営にかかわる「仕事」を洗い出して、その数や重さも考慮に入れながら、平等に分け合うべきなのでしょうか。

 

ホンマでっか!TVでは「名もなき家事」の話題にも触れられていました。

タスク化できないような、細かな作業(ひっくり返っている靴下を戻す等)のことを「名もなき家事」と呼ぶそうです。

 

「外での仕事」「家事育児」だけでなく、森羅万象全ての「仕事」に対して、「名もなき●●」は存在していると思います。

家庭運営に関わる、それらをすべて洗い出し、タスク化して2人で分けあうなんて、無理な話です。

 

結局は「リスペクト」が足りないのではないか

「外での仕事」、「家事育児」、その他、ありとあらゆるモノをやっていく中で、

結局は奥様に対する、あるいは旦那様に対する、「リスペクト」が足りないんじゃないかなぁ、と思います。

 

「外での仕事」にしろ、「家事育児」にしろ、瞬間的にも永続的にも、どちらかに負荷が偏ってしまうことは、これはどうしようもないことだと思います。

でもその中で協力しあう、協力しあう中で改善点があるなら、お互いをリスペクトした上で指摘しあう。

リスペクトがあれば、指摘する方もされる方も、相手の事を考えた言い方や接し方になるはず。

 

男性パネラーはブラマヨ小杉さん、チュートリアル徳井さん、ユージさん、その他数名。

女性パネラーは、大沢あかねさんと元宝塚のなんとかはるひさん(名前忘れちゃった)が出ていましたが、

彼ら彼女たちの発言からリスペクトは感じませんでした…。

いやいや、今回のお題を受けて招集されているわけですから、あえてそういう風にしているだけか。なんせ「芸能人」。番組はエンターテイメントショーです。

あるいはリスペクトできないところまで、行ってしまわれたのか…。

 

人の振り見て我が振り直せ

妻の側は、こんな私ですがリスペクトを持って接してもらっていると思います。

 

果たして私の方は、私の妻に常にリスペクトを持って接していられているでしょうか。

そうあろうと意識しているつもりですが、気分の上がり下がりが激しい私は、少々そうでない時があるのでは…と思います。

 

自分の機嫌は自分で取って、常にそうでありたいな、と思っています。

 

 

おまけ

息子君の涎掛けを装着させられる猫様。