新生児と猫~我が家のイクニャン~
本日の主役は我が家の猫様。
猫様との出会い
我が家に猫様がやってきたのは、2020年末の事。
コロナ禍になり、初めての年末を迎えようとする頃で、「ステイホーム」がそこら中で叫ばれていた頃でした。
当時妻が勤めていた職場の方の知り合いが、とある山中で、生まれたばかりの子猫数匹と、母猫を保護し、子猫の飼い主を探しているとの事で、妻に声を掛けてくれたのが発端でした。
妻は無類の猫好きです。
幼少の頃は猫を飼っていたこともあるようで、いつかは猫を飼いたいと、結婚当初から言われていました。
私の方はと言えば、母親があまり猫が好きではなかったこともあり、「そんなに好きじゃない…どっちかっていうと、犬派かな。」という感じ。
そんな私を見て、結婚以降、妻による洗脳作戦が始まっていきます。
家には猫グッズが増え、半ば無理やり猫カフェへ連行され、ツイッターに上げられているかわいい猫の姿を見せられ…。
妻の作戦が功を奏し、私も徐々に猫好きへと変わっていきました。
そんな折、妻の職場の方から声を掛けられたチャンス。
譲渡を予定している子猫の写真を頂き、その愛くるしい姿にボルテージは高まる一方。
ところが、当時私と妻は、ペット禁止のアパートに入居しており、ペットは飼えない状況。
ですが、高まったボルテージを抑えることができず、その日のうちに引越しを決意。
その週末には不動産屋に足を運び、ペット可の賃貸物件への引っ越しを決めました。
引越し先はそれまで住んでいたアパートから、徒歩10分程のところ。
まさに猫を飼うためだけに、引っ越しをしました。
新生児と猫の共存に向けて
その約半年後、妻の妊娠がわかります。
新生児と猫、果たして共存ができるのだろか?
特に妻は、新生児にも猫にも、万が一があってはいけないとの思いからか、かなり細かいところまで調べていました。
・ベビーベッドを使用する(猫に踏まれない様に)
・ベビーベッドに蚊帳を使用する(猫にちょっかい出されない様に)
・猫のトイレと子どもの生活範囲を分ける(子供が大きくなってから猫砂を口に入れない様に)
…このような対策を考え、実行してきました。
こんな感じ↓
蚊帳はかなり役に立ちました。
息子君が手足をバタバタ動かすと、布団がピクピク動き、それが猫様の興味をそそるようです。
猫様がダイブしても直撃は免れます。
↓こんな感じ
イクニャンになってくれた
上記のような、多少の本能的なちょっかいはありましたが、猫様は息子君を受け入れてくれました。
それまでは私と妻を独り占め(一匹占め?)していたところ、急に弟ができたわけですから、多少やきもちを焼いているような節もありました。
ですが、「飼い主と私を邪魔する存在」ではなく、「一緒になって守るべき存在」と認識してくれたようです。
例えば、2階で息子君を寝かし、私も妻も1階の水回りで家事をしていた時、猫様が「ニャーニャー」と呼びに来ます。
なんじゃらほいと2階に戻ると、息子君が寝返りに失敗して、苦しそう。
また、息子君が3か月になる頃まで、ほぼ妻のワンオペだったため、その間の夜勤は全て猫様が付き合ってくれていたようです。
2時間おきにミルクをあげるタイミングで猫様も起きだし、何をするわけではないけれど、妻と息子君を見守る。
おかげで妻だけでなく、猫様も寝不足で、日中はフラフラしたり、押し入れに引きこもっていたようです。
妻はこの猫様のおかげで、メンタル的にだいぶ救われていたようです。
いまでも、明るく元気に子育てできているのは、この時の猫様のおかげだと言います。
夜勤中の一幕↓ 授乳する妻と見守る猫様
新生児と猫は十分共生可能
今ではベビーベッドも蚊帳も必要ありません。
猫様は自由に息子君の近くをウロウロしていますが、猫様が息子君に危害を加えることもありません。
もっとももう少し息子君が大きくなれば、危害を加えられるのは猫様の方だと思いますが…。
猫もそれぞれ性格があり、個性があります。
たまたまうちの猫様の性格が、共生に向いていた、という事はあると思います。
また、生まれてきた子供が猫アレルギーを持っていた等、身体的な課題を抱えてしまった場合、どうする、というリスクは残ります。
(ちなみに5か月の息子君が受けられるアレルギー検査をしたところ、猫のアレルギーは見つかりませんでした。これから体質変わることもあるようですが…)
ですが、仮に息子君に猫アレルギーが見つかったとしても、取れる対策を最大限取って、共生できる道を探りたいです。
飼い主(親)の少しの工夫と接し方で、新生児と猫の共生は可能だと声を大にして言いたいです。
というのも、子どもが産まれたことで、猫などのペットを手放す話をネット等で見聞きします。
それぞれの細かな事情は分かりませんが、一度迎え入れた以上、ペットも大切な家族。
大切な家族が共に楽しく生きられるような道を、探していきたいと思う、今日この頃です。
おまけ
とは言ってもあたしも抱っこしてほしいニャー。
息子君とシンクロする猫様。抱っこしているのは私。