Nero’s備忘録~育休中パパはじめての子育て~

パパ育休真っ最中。パパ育休の布教活動、子育て日記他、備忘録。

仕事して家事して…はフェア?~必要なのはリスペクト~

先日のホンマでっか!TVSPにて

ホンマでっか!TVが好きで、必ず放映を録画して、後日晩飯を食べながら妻と見ています。

先日は3時間SPの三部構成ということで、なかなか3時間分を一気に見る時間がないので、パートごとに分けて見ています。

 

第一部は「妻の地雷を踏まない方法を教えて」ということで、

子育てや育児で大忙しの奥様を持つ芸能人の皆様が、どうしても奥様の地雷を踏んでしまう、というテーマでした。

 

ユージさんは、家のごみ捨てをする際、台所の大きなごみ袋で家じゅうのごみを回収すると怒られる。

ブラマヨ小杉さんは、布団をしまう際、その向きが縦横逆だと怒られる。

 

ユージさんの事例では、台所のごみ袋を家じゅう持って歩くと、生ごみの匂いが蔓延したり、万一液だれしていたらどうするの!

小杉さんの場合は、縦横逆だと、となりにある引き出しが開けられない!

…というのが奥さん側の主張との事。

 

「別にええやん!」という男性側の主張に対して、評論家や女性パネラーたちはバッサリ。

我が家でも、共に見ていた妻が「わかる~!」とはしゃいでいました。

 

法律堀井先生の一言

「皆さん、家事育児をどこか軽んじていませんか?」

「奥様から受けた指摘、もし、さんまさんや職場の上司からの指摘だったら、どうしますか?」

 

…うぅ、なるほど。

 

「もし職場なら、次は同じようなミスをしない様にしようなど、行動しますよね?」

「家でそれをやらないのは、どこかで家事育児を軽んじているということです。」

 

家事育児を一つの仕事として捉えれば、この指摘は至極ごもっとも。

 

育休交渉中のとある上司の一言

そんな番組をボケーっと見ていると、約半年ほど前、育休交渉でいろいろな上司や同僚に話をしていた時のことを思い出しました。

 

ある上司に、育児休業を取りたいんです、と持ち掛けたところ、

「お前(Nero)は仕事して稼いできてるやん!その上で家事育児もやるのって、フェアちゃうやん!」

…とのこと。

 

よくもまぁ、この時代にはっきりとこのような事を言えるなぁ、と思いながら、

Nero「でも、生まれてくる子供は私と妻の子ですので、2人でやるのがいいのかと…。」

上司「奥さん、いま働いとるんやっけ?」

Nero「いえ、今は働いてないです。」

上司「それやったら、Neroと奥さん2人の生活、子供生まれれば3人の生活を、お前ひとりが稼いでるわけやろ? 生まれた直後は大変なんです~て確かによく聞くけど、お前が仕事で大変な時、奥さんはお前の仕事手伝えるん?無理やろ?」

 

…この方は、私の直属ではなく、一緒に仕事をしている他部署の方でしたので、

上司「まっ!直属の上司とよく相談し!別に俺は(Neroが育休を取ることは)どっちでもいいけど、俺はそう思うけどなぁ~。」

…という会話を以って終わりました。

ちなみにこの上司、奥様もお二人のお子様もいらっしゃいます。

 

フェアとはどういうことか?

私は、ここでこの上司との会話が終わってしまいましたので、この後について言及することはありませんでしたが、

皆様なら、この上司の発言に対して、どう切り返すでしょうか。

 

堀井先生の指摘、「家事育児を軽んじている」は問題外としても、

同じフェアな仕事として、「外での(生活の糧のための)仕事」と「家事育児」を対等にとらえた際、

外での仕事をしながら、家事育児に携わらなければならない側は、アンフェアなのでしょうか。

あるいは、共働きならフェアなのでしょうか。

 

そもそもすべてをタスク化して、平等に分け合うなんて無理

「フェア」にこだわるのなら、家庭運営にかかわる「仕事」を洗い出して、その数や重さも考慮に入れながら、平等に分け合うべきなのでしょうか。

 

ホンマでっか!TVでは「名もなき家事」の話題にも触れられていました。

タスク化できないような、細かな作業(ひっくり返っている靴下を戻す等)のことを「名もなき家事」と呼ぶそうです。

 

「外での仕事」「家事育児」だけでなく、森羅万象全ての「仕事」に対して、「名もなき●●」は存在していると思います。

家庭運営に関わる、それらをすべて洗い出し、タスク化して2人で分けあうなんて、無理な話です。

 

結局は「リスペクト」が足りないのではないか

「外での仕事」、「家事育児」、その他、ありとあらゆるモノをやっていく中で、

結局は奥様に対する、あるいは旦那様に対する、「リスペクト」が足りないんじゃないかなぁ、と思います。

 

「外での仕事」にしろ、「家事育児」にしろ、瞬間的にも永続的にも、どちらかに負荷が偏ってしまうことは、これはどうしようもないことだと思います。

でもその中で協力しあう、協力しあう中で改善点があるなら、お互いをリスペクトした上で指摘しあう。

リスペクトがあれば、指摘する方もされる方も、相手の事を考えた言い方や接し方になるはず。

 

男性パネラーはブラマヨ小杉さん、チュートリアル徳井さん、ユージさん、その他数名。

女性パネラーは、大沢あかねさんと元宝塚のなんとかはるひさん(名前忘れちゃった)が出ていましたが、

彼ら彼女たちの発言からリスペクトは感じませんでした…。

いやいや、今回のお題を受けて招集されているわけですから、あえてそういう風にしているだけか。なんせ「芸能人」。番組はエンターテイメントショーです。

あるいはリスペクトできないところまで、行ってしまわれたのか…。

 

人の振り見て我が振り直せ

妻の側は、こんな私ですがリスペクトを持って接してもらっていると思います。

 

果たして私の方は、私の妻に常にリスペクトを持って接していられているでしょうか。

そうあろうと意識しているつもりですが、気分の上がり下がりが激しい私は、少々そうでない時があるのでは…と思います。

 

自分の機嫌は自分で取って、常にそうでありたいな、と思っています。

 

 

おまけ

息子君の涎掛けを装着させられる猫様。

職場復帰後、長期出張へ~せめて口角をあげて仕事しよう~

昨日は妻が3回目のコロナワクチンを打ってきました。

 

私の方は3回目は既に終了しており、1回目、2回目、3回目ともに全く副反応が出ず、「ワクチンじゃなくて塩水でも打たれたんじゃないか…」とドギマギしておりましたが、

妻の方は3回目を打った翌日である今日、しっかりと38.5度の高熱が出ました。

天気も悪いようですし、今日は家族みな、おうちで大人しくしています。

 

 

前回の記事で綴った通り、私の育児休業からの復活日が確定。

それはそれで、やっぱり人手は足りていないようで、確定以降、待ってましたとばかりに、毎日会社から連絡が入ります。

嬉しいような悲しいような。

これまでは、直属の上司、直属の後輩、総務担当の先輩の3人しか連絡を取ることはありませんでしたが、

徐々にそれ以外の方からも連絡が入るように。

否応なしに、徐々に会社モードに心身を慣れさせられているような気がします。

 

そういえば、最近毎日会社に復帰した夢を見ます。

妻曰く、寝言も発しているようです。

そんなにストレスには思っていないので、別にいいのですが、自分の中でも「仕事へ復帰する」ということが、それなりに一大イベントであることを、暗に感じます。

 

 

これも前回の記事に綴りましたが、復帰以降、私の業務内容が変更となります。

私が普段通っている事務所には、この業務をしている方が現状いないため、別の事務所にいる方からレクチャー&引継ぎを受けることになりました。

その期間、なんと1か月半…。

会社がマンスリーレオパレスのようなところを、借りてくれるそうです。

復帰直後、1か月半の長期出張です。

 

もう、こればかりは仕方ありません。

体調不良での有休消化、育児休業、復帰後の仕事変更、全て私の希望を叶えてくれていますので、ここまで来たらやるしかありません。

 

 

出張先は車で2時間程の場所ですので、土日は家へ帰ろうとは思っています。

ですが、私も妻も一抹の不安があります。

息子君が1か月から今までの約5か月間、なんやかんやはありましたが、ツーオペで過ごしてきました。

そんな生活から一転。いきなり妻のワンオペ。しかも私は平日長期不在。

息子君のお世話を無事にやっていけるのだろうか…。

 

今までも、復帰後の事を考えると少々憂鬱でしたが、さらに憂鬱度合が増しました。

息子君よ、おとんの事を忘れないでおくれ。

 

 

そういえば、先日、3年ぶりにお会いした方から、「Nero君、顔の表情がやわらかくなったね~」と言って頂きました。

自分では全く意識していなかったですが、妻に言わせると、仕事を離れて以降、顔の表情がとても良くなっているようです。

仕事していた時は、ずっとピリピリ、イライラしていて、顔の表情も怖くて硬かった…と。

 

確かに特にこのお休みに入る前は、いろいろと追い詰められていましたので、そのような表情にもなっていたかもしれません。

怖くて硬い表情の人が、ピリピリイライラオーラを発していては、息子君の情操教育にはもちろん、私自身や周りの人に、いい影響などあるはずがありません。

 

 

口角を意識して上げていると、表情が明るくなり、ポジティブな感情が湧きやすいそうです。

(小顔効果や引き締め効果もあり、若く見られる効果もあるとのこと…!!)

「口角を上げる」為には、「口角挙筋」という筋肉を使うそうです。

そして、筋肉ですので、使っていなければその筋力は衰える一方。

怖くて硬い表情の人は、口角挙筋を使わないため、さらにそれが衰え、ますます怖くて硬い表情になるという…。これぞ悪循環。

 

 

どうせ仕事はしなければなりませんし、ここまでワガママも通したわけですから、せめて口角を上げ、口角挙筋を鍛えつつ、仕事に励みたいと思います。

 

「人からどう思われるか」は気にしないと決めましたので、口角を上げることによる、ポジティブな感情を得るために。

 

でも…よく考えれば、「人からどう思われるか」とか関係なく、表情が明るい、ポジティブ感情、若く見られる…このような状況にあれば、当たり前にいい循環になるような気がしています。

 

 

おまけ

少し離席した隙に、Neroの作業場を奪う猫様。

「もとは私の居場所にゃ~!」

…確かに今日は妻が寝込んでいるので、猫様愛用の座椅子で作業中。私が悪かった。

 

職場復帰へ向けて準備スタート~ツーオペレーション~

5日ぶりの記事投稿となりました。

 

 

ここ数日、息子君がバージョンアップしてきました。

くるりと寝返りを打てるようになり、布団に寝かしていると、一瞬目を離した隙にくるりと転がり、布団から落ちてしまうことが多々。

その後自由にコロコロ転がることはまだできないため、うつぶせの状態になってしばし待機状態。

そのうちに御機嫌が悪くなり、ギャン泣きモードに突入…というパターン。

どうにも大人しく転がっていてくれません。

 

そもそも布団に寝かせることを大変嫌がり、朝方を除けば、私か妻の抱っこを求めます。

さらにただの抱っこだけでは飽き足らないようで、立ち抱っこを要求。

要求が満たされないと、ギャン泣きモードに突入…という、なんとも悩ましい状況に。

 

常に私か妻の、どちらかの手が塞がってしまう状態です。

 

立ち抱っこ、もしくはミルクを投入すれば、ある程度ご機嫌は直るのですが、常に立ち抱っこもなかなか体力的にしんどいし、ミルクもあげすぎはいかがなものか…。

 

「子どもを産むのは、早ければ早い方がいい」なんてよく聞きましたが、本当に子育ては体力勝負。

私も30歳を超えてから、体力の衰えを感じます。

まぁ、日常的な運動をさぼっているので、年齢のせいだけにはできませんが…。

私自身の体力も早いところあげて、息子君の無理難題に耐えれるボディを作りたいものです。

また、マラソン大会にも早くに復活したい…!

かつて走ることができたハーフも、恐らく今の体力だと完走すら危ういだろうなぁ…。

 

 

さて、先日の記事でも綴った通り、私の職場復帰が6月15日で確定しました。

 

確定以降、会社から1日1回程度、電話が入ってくるようになりました。

形上、1年間の育児休業を途中で切り上げる、という形になるため、諸々の手続きが必要なようで、それについての連絡です。

 

いよいよ職場復帰に向けて、本格的に準備が進んでいきます。

 

復帰後、業務内容が変わりそうです。

以前と比較すると、少々軽い業務に変わるようです。管理職からも外れる予定。給与面も当然下がります。

 

これらの変更は、私自身が希望しました。

育児休業は、もとの所属、役職、業務内容に戻るのが原則。(関連する記事を以前記載しました。お時間あればこちらもどうぞ

その原則から外れるわけですから、会社は結構慎重になっているようです。

 

私が望めば、もとの場所で休業前と同じ立ち位置に戻ることはできたと思います。

ですが、それまでの私の働き方は、夜は平均22時まで残業代の出ない(管理職ですので…)残業をし、土日も家にパソコンを持ち帰って、資料を作ったりメールを確認したりする日々。

生産性を上げる、業務の取捨選択をする、その他諸々の工夫をすれば、単純に業務時間を減らすこともできたかもしれません。

 

ですが、結果体を壊してしまったこと、息子君の育児はこれからも続いていくことを考えると、

業務そのものを変えて頂いた方が、最終的には私にとってはプラスになる、と考えました。

 

私はとても恵まれていると思います。

ここまで私個人のワガママを聞き入れてくれる会社は、そうそうないと思います。

会社からは、暗に「出世コースから外れるよ」と言われましたが、ここまでワガママを押し通すのであれば、当然出世も何もないのは当然です。

 

 

あと1か月を切った職場復帰に向け、私自身の準備はもとより、息子君のお世話のルーティンをどうしていくか、も課題です。

当然妻に負担がかかります。

妻はフリーランスですので、毎日決まった業務ルーティンがあるわけではありませんし、仕事量そのものもかなりセーブしていますが、

それでも日中、妻が打ち合わせだったり、営業だったりに出かける際は、私が息子君を見れる環境があったわけです。

それも今後はやり辛くなります。

 

 

私の育児休業期間中、私と妻はツーオペで息子君と接することができました。

今後私が職場復帰することで、確かに私自身が息子君と接する時間は減ってしまいます。

ですが、妻も妻で、自分のやりたいことへの思いがあって、今のフリーランスでの事業をしています。

息子君のお世話、仕事との関わり方。

今後新しい形のツーオペを、私と妻で模索していきたいです。

 

一時保育や、周りの方々の手を借りながら、うまくやっていきたいと、妻とじっくり話をしています。

 

 

おまけ

息子君のミルクを作っていると、「私のご飯は~?」と催促してくる猫様。

 

会社との関わり~育休を経て思う自立とは~

育児休業中(病気療養の有休使用期間も含め)、1か月に1回程度、直属の上司と面談をしています。

 

最初の2か月は、とても会社の事務所へ行ける体調ではなかった為、近くのコメダ珈琲で面談をしていました。

今は体調も回復し、会社へ行こうと思えば問題なく行けると思いますが、そのままの流れでコメダ珈琲が面談場所です。

 

 

面談では、私の近況、会社の近況などを話しています。

○○さんが退職した、△△という得意先でこんなことが起きている、売上げが厳しい…。

休業前は毎日、当たり前に話をしていた内容が、今では月1回。どことなく遠い世界の話のようにも聞こえます。

私の近況の方は、私の体調の状況、子どもの話などが中心です。

 

面談相手の上司は、私が休業に入る1か月前に転勤してきた方で、お互いにまだお互いの事を深く知りません。

転勤してきたばかりの部署で、部下(私)が前例がほぼない育児休業を取りたいと言い出し、

挙句の果てにいきなり精神疾患を起こした挙句ドクターストップとなり、そのまま育児休業にも突入した…。

この上司には大変なご迷惑をかけていることと存じます。

 

 

私は中間管理職の立場でしたので、本来であれば、転勤してきたばかりのこの上司のサポートをし、部署の業務が円滑に進む様にすべき立場でしたが、

それができたのはわずか1か月だけ。

私が不在になった後は、残りのメンバーでフォローしあっていただいていると聞いています。

本当に頭が上がりません。

 

 

私の会社はかっこいい言い方をすれば、「商社」でして、私の部署は営業部隊です。

営業はどちらかというと「属人化」しやすい業務で、兼ねてからそれが問題となっていました。

昨今の働き方改革の流れで、有休消化率、ヘルスケア、そして育児休業や介護休業等、社会的に対応すべき課題が増え、「属人化」の状態では難しい状況でした。

 

そこで営業は「個人営業」から「チーム営業」に変化していきます。

基本は得意先ごとに担当者個人が割り振られるものの、有事の時には、所属チーム内でフォローしあえる環境づくりが進められてきました。

誰かが休むとき、誰かがさっとフォローに入れる体制づくり…というわけです。

 

まさかその体制に、ここまで助けられることになるとは、思いませんでした。

もちろんフォローして頂いているメンバーには、負荷がかかっていることと思います。

 

社有携帯は会社に預けてありますし、個人携帯を知っているのはその上司と、一部の後輩だけですので、全部のメンバーの状況を伺い知ることができません。

私が職場で倒れたあの日以来、一度も連絡を取っていないメンバーもいます。

 

 

私がいなくなった直後は、個人携帯を知る後輩から「この業務ってどうやるんですか?」という電話が、たまにありました。

4か月たった今では、そんな電話もありません。

 

私がいなくなった会社は、(他メンバーへの業務量としての負荷増加という点を無視すれば)問題なくまわっているようです。

それが会社としてのあるべき姿。

属人化して「その人しかできない業務」があるということは、会社にとってはリスクです。

 

個人の側からするとちょっぴり寂しい面もあります。

「この業務は○○さんだからできる」「○○さんだからうまくいった!」と周囲から言われると、

その会社という世界の中での、存在価値を確認することができます。

 

私は、「人の目を過剰に気にする」性格ですので、この存在価値の確認は、非常に重要な物でした。

「人の目を過剰に気にする」→「人からどう思われているか気にする」→「存在価値があると思われたい」

ある意味では「存在価値があると思われたい」が為に、一生懸命仕事をしていた、と言っても過言ではないかもしれません。

 

 

少し前の「ほんまでっかTV」で、心理学の植木先生が、「子どもの自立」について話をしていました。

「子どもの自立」は、お母さんから離れることではなく、「依存する先が増えることだ」、ということだそうです。

今までお母さんだけに依存していたものが、友達に依存する、好きな女の子ができる、スポーツを頑張る…などなど。

世界から旅立つことではなく、世界が増えることが「自立」なんだそうです。

 

もしかしたら大人も一緒かもしれません。

「世界を増やす」ことが、「自立」すること。

大人の自立は子どもの自立よりも、バリエーションが豊富です。

社会的自立、精神的自立、経済的自立、身体的自立、仕事上での自立…などなど。

 

 

一昨日、上司との面談があり、育休からの復帰が6月15日で確定しました。

あと1か月です。

病気療養に2か月、育児休業で3か月。5か月という非常に長いお休みを頂きました。

1か月後、5か月ぶりに出社するときは、多分めちゃめちゃ緊張していると思います笑。

 

復帰後は、フォローしてくれたメンバーに感謝し、その分を貢献していくことは当然。

それと同時に、「存在価値があると思われたい」為に仕事をするのではなく、「自立」した働き方をしていきたいです。

既に息子君という新しい世界が、私にはもう広がっています。

「ととのう」~朝ウォーキングが習慣化してきました~

ととの・う〔ととのふ〕【整う/調う/▽斉う】 の解説

1 必要なものがすべてそろう。「材料が―・う」「準備が―・う」

2 きちんとまとまった状態や形になる。調和がとれる。「体裁が―・う」「―・った顔だち」

3 交渉や相談がまとまる。「縁談が―・う」「契約が―・う」*1

 


最近、起床後にウォーキングをするのが日課となっています。

いつもなら三日坊主で終わる私ですが、珍しく習慣化しつつあります。

 


朝6時ごろ床から出て、顔を洗い、歯を磨き、髭をそり、寝癖を直し、着替える。

この季節、まだまだ朝は肌寒い。長袖のウェアを羽織り、下はランニング用のハーフパンツといういで立ち。

たいがいこの時間、妻と息子君はスヤーと就寝中なので、起こさない様にそろりそろりと家を出ます。

持ち物は、家の鍵、スマホ、10円玉1枚。

 


5月の朝6時過ぎ。太陽はほぼ顔を出し、朝陽が少々眩しい。

町は徐々に人の気配が増え始めていて、早い方だと通勤、通学に家を出ておられるようですが、どちらかと言えば、私のように散歩をする人の姿が多い印象。犬を連れている方も見えます。

田舎町です。都会に比べれば人の数は疎ら。

 


本当はウォーキングと言わず、軽くランニング、と言いたいところですが、なまりきった体に起床直後のハードな運動は重労働。速足でいつものコースを辿ります。

 

 

目的地は片道15分程度の場所にある神社。

私の住んでいる町は、いわゆる城下町だったようです。町の中心部には城跡があり、観光スポットになっています。

そんな城下町の「鬼門」を守る神社のようで、鬼門の位置である城から見て北東方向に、その神社はあります。

 

鳥居をくぐった参道は石畳の階段になっており、それを早歩きで上ると結構な運動になります。

だいたい同じ時間に、同じおばちゃんとすれ違います。

「おはようございます」と声を掛けると、「おはようございます、ご苦労様です」と返してくれます。

このおばちゃん以外に、神社に人影は無し。マスクを外します。

朝の新鮮な空気が体にしみる。

 


本殿に着くと、持ってきた10円玉を賽銭箱に放り込み、二礼二拍一礼。

同じ道を引き返し、家へ戻ります。往復約30分弱のウォーキングタイムです。

 


ウォーキング中は、できるだけ余計な事は考えないようにしています。

ただ、歩く。朝陽を感じ、気温を感じ、道端の花を感じ、すれ違った人と挨拶を交わす。

そして緑に囲まれた朝の神社で、汚れていない空気を吸う。

本殿にお参りをすると、何か特別なことを一つやり遂げたようにも思います。信心は全くありませんし、片道15分歩いて来ただけですけど。

 

 

僅か30分弱の朝のウォーキングで、自分の体と心が「ととのう」のを感じます。

 


育児中は、意識して外出しなければ、一日中家に引きこもってしまう、ということもざらです。

最近は、子育てセンターに行ったり、公園に行ったり、意識的に妻と息子君とお出かけするようにはしていますが、

朝のこの一人でのウォーキングは、家族とのお出かけとはまた違う良さがあります。

 

 

特にコロナ禍以降、自分を「ととのえる」ことを、とても疎かにしていたような気がしています。

 


コロナ禍以前、私はマラソンが好きでした。

運動音痴でスタミナもないため、フルマラソンを走り切ったことはありませんが、ハーフマラソンなら制限時間ギリギリでゴールできていました。

県内で開催されている、いくつかのハーフマラソン大会にエントリーし、参加証のTシャツやタオルをホクホクともらって帰ったものです。

いつかフルマラソンを走り切りたい、と思い、家の周りを走ったり、ジムで足の筋肉を鍛えたり、積極的に体を動かしていました。

 


それがコロナ禍となり、それを言い訳にトレーニングをさぼり、ジムに行かなくなり、あまつさえ出歩くことすら大幅に減りました。

 


コロナ禍だもん、しゃーないじゃん。

...これが自分の体と心をいかに不健康にしていたか、痛感しています。

私がメンタルをやられて職場で倒れたのも、この不健康の蓄積が一つの要因であったと確信しています。

 

 

いつ頃からか、「サウナでととのう」というワードを聞くようになりました。

サウナ→水風呂→外気浴の流れで身体的疲労が取れ、体がすっきりする。そして自律神経も整い、精神的にもリフレッシュした状態を指すようです。

 


思えば、銭湯通いも大好きでしたが、コロナ禍以降行っていないような気がします。

 


週末は、サウナでととのうを実践させてもらえるよう、妻に息子君をお願いしてみようかと思っています。

 

 

「ととのう」方法は人それぞれかと思いますが、

適度な運動、充実した睡眠、恐らくサウナも、人間という生き物の多くを「ととのえる」大切なアクションな気がします。

 


そして、コロナ禍を言い訳に、私を含めて、自分自身を「ととのえる」ことを疎かにしている方が多いような気がしています。

 


自分自身を「ととのえる」。侮れません。

*1:goo辞典より

育児休業~本当に大事にしたいものは何か、はっきりさせる~

育児・介護休業法の改正により、「育児休業」のルールが2022年4月に大きく変わりました。

総じて、労働者にとってはよりメリットがある内容に改正されています。

とりわけ、「パパ」がより取り易い環境を整備するものになっており、今後のパパの育児休業取得率アップが期待されます。

 

 

先月の改定直後には、様々なメディアで、今回の育児・介護休業法の改正について特集されておりました。

そういえば、はてなブログの公式記事でも特集されていましたね。

 

 

昨日、bizSPA!フレッシュにも記事が掲載されていましたので、ご紹介させて頂きながら、少し内容に触れてみたいと思います。

お時間ありましたら、下記の元記事もご参照頂ければ幸甚です。

ちなみに、当ブログの目的の一つが、パパの育児休業の布教活動です!

 

bizspa.jp

 

男性の育児休業は「義務化」ではない

冒頭、「今年4月から男性の育児休業(育休)が義務化され、男性が育休を取りやすくなりました。」と記載があります。

読み進めると、

「「育児休業の義務化」とは育休の取得を強制するのではなく、企業が男性従業員に対して育休制度の周知を義務付けるという意味です。」

と、正しい解釈の記載がありますが、冒頭だけ見ると「えっ!?全員文句なしに取れるの!?」ってなってしまいますね。

 

皆さんの会社では、4月以降、変化はありましたでしょうか。

奥様が妊娠したことを会社に報告すると、会社側は面談等で、「個別の周知・意向確認」が義務化されました。

「育休制度あるよ~」だけでなく、「取る?取らない?」の意向確認までが義務です。

 

「育休制度あるよ~。こんな制度だけど…まさか取ったりしないよね?」

…みたいな、取らないことを暗に強要するような、意向確認はNG。

 

育児休業取得率100%の罠

記事では、何人かのパパさんたちのエピソードが綴られています。

その中の一人が、「株式会社ファンケル」で働いているパパさん。ファンケルは、化粧品等で有名な、言わずと知れた大企業です。

 

ファンケルでは、育児休業取得率が100%だそうです。

これはこれで、とても素晴らしい事ですが、育児休業は1日から取れます。1日でも取得すれば、その人も「取得した」ことになるわけです。

制度として、1日だけ育児休業を取得したところで、それは本来の姿ではないはず。

 

ファンケルがどうかはこの記事ではわかりませんが、「育児休業取得率100%」と謳う実績には要注意です…。

 

フォロー人員配置の実態は…

あるパパさんが育児休業取得することになれば、周りの職場のメンバーがそのパパさんが抜けた穴をフォローすることになります。

この「フォロー体制」。皆さんの会社はどうでしょうか?

 

記事では育休中の業務担当を図にして…うんぬんかんぬん、育休を取るパパが、メンバーに負荷を極力かけないように、事前準備について綴られています。

5人のチームから1人抜ければ、残り4人の業務量は増えます。

どこか別の部署等から1人充当されれば、チームへの負荷は最小限となりますが、今度はパパさんが戻ってきたとき、どうする、という話になります。

 

ちなみに私の場合は、人員の補充はありませんでした。

4人の方が私の業務を分担して頂いています。正直頭が上がりません。

(私の場合、育児休業交渉中に体調不良で倒れ、そのまま職場から離れたので、会社も補充を検討する余裕がなかったのかもですが…

 私の育児休業取得までの経緯はこちらの記事で。)

 

育休の連鎖反応はいいことだけど

記事では、

「誰かが育休を取得して、その良さを伝える。そうすることで、育休を取る男性が増えていくように感じます」とあります。

確かに、誰かが取れば、続く人はより取りやすいですよね。

 

でも、例えば、

「同時期に2人以上がパパになり、同時期に育児休業取得を希望している」

などが起こったら、どうなってしまうのでしょうか。

 

これを解決するためにも、育休を取得する側として、下記の心構えは必要じゃないかと思います。

 

復帰後の業務変更は「ある程度」しゃーない

復帰後はそれまで従事していた部署、役職、業務内容に戻るのが、原則ルールです。

ですが、Nero個人的には、全く同じところに戻れないリスクは、育休取得側が受け入れるべきだと思います。

 

記事では、「カネカショック」にも触れられています。

「カネカショック」のような、住居を変えざるを得ないような転勤は、さすがにいかがなものかと思いますが、

業務内容であったり、チーム内での立ち位置であったり、フォローしてくれた人たちが育休で不在だった期間、作り上げたペースを、必要以上に乱すのは如何なものかと。

 

例えば、育休前は「チームリーダー」のポジションにあったパパさんがいたとします。

育休で数か月職場を離れることになり、その不在期間は1個下の後輩がチームリーダーを代行することになりました。

不在期間中、後輩君はみごとにチームをまとめ、業務に支障は生じませんでした。

 

数か月後、パパさんは職場復帰。後輩君ありがとう、チームリーダーは今日からまたパパさんがやるよ。これって本当にいいのでしょうか?

「チームリーダー」はそのまま後輩君に努めてもらい、パパさんは「チームメンバー」として再び会社やチームに貢献すれば、いいのではないでしょうか。

 

本当に大事にしたいものは何か、はっきりさせる

上記の例で「チームリーダー」に固執するのであれば、そもそも育児休業を取る選択は考え直すべきなのかもしれません。

後輩君からすれば、決して面白い話ではないはず。

育児休業が普及していくことは大切ですし、そんな社会になってほしいと思いますが、その間フォローしてくれる方の性善説に頼り切るのも、いかがなものかと思います。

 

 

以前の記事にも綴りました(こちらこちら)が、育児休業トレードオフだと思います。

 

育児休業中、育児休業給付金がありますが、当然働いていた時の月収には及びません。

ボーナスも育休中は算出日数に含まれないことが多いです(会社によると思いますが…)。

建前はともかく、昇格昇給には影響すると思います。

上記例でいうなら、パパさんが育休から復帰した時点の「その瞬間」では、会社の評価はより後輩君を高評価とすべきです。

 

役職や対価(給与や賞与)はステイにして欲しい、でも育休は取りたい、ではいささか虫がよすぎると思います。

 

「会社での立ち位置」「対価」「子育て」 何を大切にすべきで、何を優先すべきなのか?

 

そもそも、子育ては育児休業の期間だけではありません。今後何年も続いていきます。

育児休業を終えて復帰した後、どういう働き方をしたいのか?

 

仕事は70歳まで、子育ては刹那

人生100年時代と言われ、現在35歳のNeroは、今まで生きてきた年数くらいは、今後も何らかの形で働く必要がありそうです。

ずっと今の会社で働くかはわかりません。

目まぐるしく変化している世の中。たった10年前と比べても多くのことが変化しています。

「私」と「今の会社」の関係だけ、不変性ということはあり得ません。

 

一方子育ては刹那。

0歳の息子君は、この瞬間しかいません。

息子君が成人するまで18年(成人年齢が変わったのも、大きな変化ですね…)。残りの働く期間は35年。

年数の大小ではないのかもしれませんが、どっちを大事にしたいか、私はもう決めています。

 

 

ゴールデンウィーク~乱れたルーティン~

本年のゴールデンウィークも残すところあと1日。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

 

今年のゴールデンウィークは、コロナ禍以降はじめて行動制限のないものということもあり、やはり昨年、一昨年と比較すると人出は多いように感じます。

 

Nero家はというと、5月3日・4日に、私、妻、息子君、猫様の一家総出で、私の実家の母、妹と共に、県内のとある観光地へ出かけてまいりました。

 

 

私と妻の2人暮らしだった我が家に、猫様がやってきたのが2020年末。そして息子君がやってきたのが2021年末。

妻と2人だったころは、自由気ままにどこへでも出かけていましたが、コロナ禍真っ只中、猫様がやってきて、息子君がやってきて、どんどん出かけるハードルが高くなっていく一方。

猫様は丸一日のお留守番は可能なのですが、一泊以上となると、さすがに家でお留守番させておくのは難しく、ペットホテルに預けるか、移動先に連れていくかの選択になります。

 

 

いつ頃からか、5月3日・4日は私の実家の家族と旅行に行く、というのが恒例行事となっておりました。

私と妹の仕事の都合が最もつきやすいため、日付は固定。行先も泊まるホテルも固定。

ここ数年、毎年行っているため、特に観光地に寄ることもなく、ただただホテルに泊まって夕飯を食べ、温泉に浸かるだけという行程。

 

ちなみに運転は私の仕事。

私からすると、私の家→実家→観光地、トータル約4時間の運転苦行。

いずれのポイントも県内で、営業先でたまにまわったりするので、旅行で家族と共に仕事と同じコースを運転すると、少々複雑な気持ちになります。

 

 

3年前は私、妻、父、母、妹。

2年前はコロナで中止。

1年前は旅行直前で父が急死し、私、妻、母、妹。(猫様はペットホテルへ)

本年は私、妻、息子君、猫様、母、妹。

 

行く場所もすることも同じ旅行ですが、この4年間は毎年大きな変化がありました。

来年の旅行はどんな変化があるのでしょうか。

いい意味での変化であることを、願うばかりです。

 

↓車中で脱走防止のハーネスを着けられて、機嫌が悪い猫様。



その他にも、友人が子どもを連れて遊びに来てくれたり、部屋の掃除に勤しんだり、図書館に入り浸ったりと、

育児休業中の身でありながらも、それなりにイベント事盛りだくさんなゴールデンウィークでした。

 

いつものルーティンが乱れ、ブログ更新も若干停滞。

私の好きなブロガーさんたちは、ゴールデンウィーク期間中も、ペースを乱さず更新されている方が多く、本当に脱帽。

長期休みとはいえど、ルーティンは乱さずに取り組んだ方が、体にも心にも負担が少ないような気がします。

 

明日でゴールデンウィークも終わり。

乱れたルーティンを正していきたいと思います。

 

さらに、私が育児休業を終えるまで、そろそろ1か月を切ってこようとしています…。

以前の記事にも綴った通り、私は体調不良で仕事から離れた経緯があり、その意味で体力も仕事に対する気持ちもがた落ち状態です。

 

そろそろ仕事に戻ることを見据えながら、リハビリしないと…です。